J-COM Broadband のインターネット接続を試してみました。これから利用される方に有益な情報提供になればと思い公開致しますが、至らぬ点は何卒御容赦下さい。

1.J-COM Net インターネット接続サービスの概要

 J-COM Broadband のインターネット接続は、既存の CATV 網を利用し最寄の光ファイバー網に接続するFTTN(HFC)方式によるもので、光ファイバを利用しながらも安価にサービス提供できる特徴があります。

 ADSL のように伝送距離や信号の減衰に因らず、サービス地域内であればほぼ均一な品質のサービスを提供できる特徴があります。 ADSL 難民の当宅のような状況では、有り難いサービスです。

 通信速度は下り8Mbps、上り2Mbpsのベストエフォートで提供地域により違いがあるそうなので、前述したリンクから J-COM サイトにて御確認下さい。

 当方宅での実効速度は下り6Mbps、上り1.5Mbpsほどですが、そもそもあまり高スペックな PC も無いので、通常の使用において必要十分といった所です。 夜間の混雑時間帯も3Mbps程は出ますので全く支障はありません。

 利用料金はケーブルモデム等のレンタル料を含め総計月額5800円で、安価な ADSL が普及した昨今、割高な感じがしますが、有料TV試聴している場合はセット料金による割引もありますので、ADSL 導入が光収容などで難しい地域や ADSL の速度が出ない地域では選択肢として考えてもよいものと思います。

 導入時の工事費用は通常時、一戸建て35000円、集合住宅20000円とベラボーに高く、このせいで導入をためらってしまうかも知れませんが、その地域・建物への新規工事の場合、工事費無料キャンペーン等を行うので、その機会に検討してみるとよいでしょう。

 提供される基本サービスは、動的割り当てグローバルIPアドレス(*4個まで取得可)・メールアカウント5個・ホームページスペース10MB×5 となっており、家族での利用も考慮されています。

 禁止事項としては、サーバ設置不可、要するに外部にサービスを提供する事を禁止という意味だそうです。私も外部からの全てのポートを閉じてルータを運用していました。


2.J-COM Net 導入記

 あらゆるインターネット接続で問題を抱える運命にあるのかとも思える私。J-COM Net 導入に際してもいくつかの問題にぶち当たりましたので、そうした内容についてもレポートしてみたいと思います。

terayon ケーブルモデム

 開通当初は、普段パソコン(端末)を使う部屋に設置してもらったのですが、既述した通りのトラブルがあったのと、モデムを接続するアンテナ線を分岐させてTVを見ていたのですが、どうしてもモデム通信中にテレビ画面にノイズが現れるので別の部屋に移設してもらいました。

 テレビ画面のノイズの件でも J-COM さんは、テスト用のテレビを持ち込んで原因を追求してくれました。徹底した現場主義と技術屋としての誇りが感じられる姿勢にとても感心しました。

 ぬいぐるみが写ってますが、分かる人も多いと思うのですが、FreeBSD と Linux のマスコットキャラクターです。これを購入するとディストリビューション管理している団体への寄付になるそうなので購入しました。

移設後のルータ兼サーバとケーブルモデム

 聞こえがいいので『サーバ室』と呼ぶ事にしてますが、要するに納戸です。カバーも開け放たれ、床に『放置』されて、いい加減この上ないPCが我家の家庭内LANを統轄する『ルータ兼オールインワンサーバ』です。

 普段使わない部屋にサーバを置けば、特に静音対策を行わなくてもその動作音は全く気になりません。夏場の発熱が気になる場合は風量の多いファンを取り付けるとよいでしょう。また温度管理やマシンの動作管理はPCのマザーボードに付いているヘルスチェック用チップからの情報を取得して内部LAN用のWebページに表示させ、ブラウザを立ち上げた時に表示するHPとして設定しておけば日々の管理も安心です。

 私は温度センサを追加して室温の監視も行うようにしています。ストレージを重視している方はそれでHDDの温度を監視するのもよいでしょう。

 また、一定時間毎にPCのヘルスチェックを行って異常時には自分自身にメールする設定を行えばWebページすら見る必要が無くなり、管理コストが下がるのでオススメです。


3.総評

 カスタマーサポートがしっかりしている事。何か障害が起きても技術的裏付けのある解決を行ってくれる事などから、私は J-COM Net を高く評価しています。もちろん、ネットワーク混雑時のスループット低下はベストエフォートで他の多くのユーザと共有使用している事から仕方がありませんが、接続料金に見合った範囲であると思いました。

 もちろん、J-COM はサービスを全国展開しているので全国の全てのサービスが均一ではないとは思いますが、J-COM 浦和・与野の私の利用した地域では満足できるクオリティでした。

測定サイト  http://www.bspeedtest.com/ v2.2.1
測定時刻  2003/01/17 09:44:58
回線種類/線路長 CATV/-
キャリア/ISP  -/J-COM@NetHome
ホスト1 WebArena(NTTPC) 6.59Mbps(3063kB,3.9秒)
ホスト2 AT-LINK(C&W IDC) 5.94Mbps(3063kB,4.4秒)
推定最大スループット 6.59Mbps(824kB/s)

 Bフレッツが開通したので解約しますが、これまでに経験したインターネット接続サービスの中では『優』の評価をしたいと思います。

 解約時のモデム撤去手数料は2000円だそうですが、SpeedNet 解約時に搾取された違約金としての2000円とは違って気分良く払えそうです。(苦笑)


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