SpeedNet 無線インターネット接続 を導入し実際に利用してみて感じた事などを記します。 スピードネットのサービスをご利用されようとする方に有用な情報提供になればと思い公開致しますが、至らぬ点は何卒御容赦下さい。 |
SpeedNet 無線インターネット接続 は、小さな指向性アンテナを取り付けるだけという 手軽な工事 だけで最短4日で東京電力の光ファイバー網を通じてインターネットに接続できる、上り/下り対称1.5Mbpsのベストエフォートサービスです。
2002/04/14追記
このところ原因不明の著しい速度低下から通信不能になってしまう症状に悩んでいます。 サポートセンターを介し、技術の方に何日も掛けて原因を調べて頂いたのですが、電波状態の悪化や基地局との間の遮へい物などは無く、原因不明とせざるを得ない状況です。
このようなトラブルは私の所だけでなく、他のユーザーのところでも発生しているようで、SpeedNetのトップページにある『ブロードバンド110番』という掲示板でも話題になっています。
2002/08/20追記
SpeedNetのトップページにあった『ブロードバンド110番』という掲示板はSpeedNet側からの明確なアナウンスも無くいつの間にか無くなってしまいました。 このような事があると信用を失うので避けた方が良いと思うのですが・・・。
現在のところ不具合についてスピードネット側からの公の発表などはなく、サポートセンターの方も対応が困難な状況のようです。
また、そうした突発的なトラブル以外にも一部地域では1基地局に対してユーザー数が極端に多くなり、速度低下、通信の不安定といった問題も発生しているようです。
スピードネット側の早急な対策が求められています。
サービス地域によっては使用している無線機器の違い、基地局からバックボーンへの接続回線の違いにより最大の通信速度が異なるようです。 月額の費用は同じですが、地域によりサービスの品質が異なります。
地域格差の目安は下記の通りです。 なお、これはコミニュケーションが取れたユーザーの声から推定した目安であり、技術的に間違があれば訂正しますので、お知らせ下さい。
埼玉サービスエリア:最大が1Mbps(っぽい感じ) 東京サービスエリア:1.5Mbps(っぽい感じ) 神奈川サービスエリア:1.5Mbps(っぽい感じ) 千葉サービスエリア:2Mbps(っぽい感じ)なお、無線機前面に表示される Signal Quality のレベルと通信速度についてですが、技術的に密接な関係があると言えます。 エアレートを示すもので、電波レベルによって可能な通信速度に差がある為です。
これは ADSL で言うところの Link速度 で、実際のインターネット接続速度はこのエアレートを上回る事はできません。
スピードネットのサポートセンターに問い合わせると、Low が光っていれば大丈夫のような事を教えてくれますが、この訳は、エアレートが上がったとしてもその上流の回線が混雑していれば実際の通信速度は上がらないという理由の為です。
通信速度低下のボトルネック(原因)は複数あるので注意しましょう。
電波レベルと無線機−基地局間の最大通信速度を、さいたま市サービスエリアで採用されている Alvarion の無線機を例に挙げておきます。
1Mbps・・・ -80dbm 2Mbps・・・ -74dbm 3Mbps・・・ -66dbm私の所では、Low 点灯 Mid たまに点滅 の状態で、最大1.2Mbpsの通信速度が出ましたが、解約直前は900kbpsが最大といったところでした。
なお、この場合の最大通信速度は、上り/下りを合計したもので、スピードネットの『上りも下りも』の『も』は誤っているとしか言えません。 『上りと下りの合計がやっとこさ1.5Mに満たない場合が多々』が正しいです(汗
SpeedNet 無線インターネット接続 では、IEEE802.11 の「周波数ホッピングスペクトラム拡散(FSSS)方式」で最寄の基地局と無線通信を行います。
この通信方式の特徴として挙げられるのは、
- ISM(Industrial Science Medical)2.4GHz帯を使用し免許不要で扱えること
- 「周波数ホッピングスペクトラム拡散(FSSS)方式」により通信速度は遅いがより長距離の伝送が可能
- 天候の変動に左右されにくい・ノイズに強い
- 同バンド帯での複数の通信を同時に行ってもパケットの衝突(コリジョン)が発生しにくい
- 一定時間の周期で周波数を切り替え続けるので秘匿性が高い
となっており、実際に使用してみても悪天候などで通信不能になる事はありませんでした。
個人的な感想としては、『無線=不安定通信』という事はなく、むしろその上流のSpeedNetのバックボーンに左右される事が多いなぁと感じました。 無線接続自体は思ったより『枯れた技術』なのだなぁと感じています。
2002/04/14追記
そうした技術も運用次第、結局は使う人間によるところが大きいなぁと最近は感じています(汗
残念ながら現在のスピードネットには過度の期待はできないなと感じています。 ただこれは、スピードネットだけに言える事ではなく、日本のインターネット業界全体に言える事ですが、まだまだ発展途上だと言わざるを得ません。
『e−Japan構想』、最近はあまり聞かない言葉ですが、サービスの質の向上、地域格差是正は、まだまだ遠い未来に期待しなければならないかも知れません。
SpeedNet 無線インターネット接続 の接続プロトコルは PPPoE で、スピードネットから無料で提供される『スピードネットクライアント』でなくても、PPPoE に対応したクライアントなら接続が可能です。
最近流行りの『ブロードバンドルーター』等から接続する事も可能です。
PC-UNIXから接続する場合には、ppp.conf を下記の例のようにすると良いでしょう。
default: set device PPPoE:sis0 set log Phase tun set server /var/run/pppctl0 "" 0117 set speed sync set mru 1500 set mtu 1500 # default が 1500 ですので、上記二つは書かなくてもOKです。 # 自動的に調節されてSpeedNetの場合1492になります。 set ctsrts off enable lqr accept lqr set ifaddr 10.0.0.1/0 10.0.0.2/0 255.255.255.0 0.0.0.0 set timeout 0 add default HISADDR # enable dns # ↑自前でDNSを立ち上げてない方はSpeedNetのDNSを利用しましょう papchap: set authname (your SpeedNet ID) set authkey (your password)(注)mtu, mru は、当方での実測値で、地域によっては SpeedNet 側の設定が異なる可能性があります。
(注)上記の例では nat してませんが、natd 等との組み合わせの経験が無い方は ppp で nat してしまえば簡単です。-ddial で起動しておけば、enable lqr, accept lqr で自動再接続してくれますので、サーバ運用でも安心です。
PPPoE では、authname にドメインを含める事でドメイン選択(プロバイダ選択)する事が可能ですが、SpeedNet の認証では、上記例の (your SpeedNet ID) にドメインを含める必要はありませんので注意して下さい。
関連ドキュメント:
地域によって無線機器が異なったり、その基地局へのバックボーンが異なったりで、地域によってだいぶ異なるようです(苦笑)
具体的には、さいたま市郊外の私の家付近では(上り/下り)最大1.2Mbpsですが、千葉県の船橋あたりでは、使用される無線機材が異なり、(上り/下り)最大2Mbpsのようです。
また、時間帯によってネットワークが混雑している事があるようです。 一般的にはインターネットのゴールデンタイムである22時あたりから午前0時あたりのラッシュを思い浮かべると思うのですが、スピードネットはゴールデンタイム時間帯にストレスを感じる事はあまりありません。(相手ホストの混雑を除く)
憶測の域を出ませんが、東京電力の電力監視用ネットワーク網を利用している事から機器の監視やデータ収拾などをしているのか、毎日朝9時から正午前後まで利用者から上流へ向かう方向で大変混雑します。 上りが多少混雑していても下りは空いているのであまり目に見えてストレスを感じる事はありませんが、サーバを公開している方には気になるものかも知れません。
実効速度としては、だいたい1Mbps付近という所でしょうか。 上りはもう少し空いていて、上記時間帯の難を除けば1.2Mbps程出ます。 私の家は基地局から少し離れているので電波状況を示す無線機の Signal Quality の LED は、Low の一つしか点灯しませんが、実効速度は上記の通りです。 もちろん、複数のユーザーで共有している接続ですので、他のユーザーがヘビーに使っていればその間は譲りあいの精神が必要です(笑)。
2002/08/20追記
最近はインターネット利用のゴールデンタイムの混雑が激しく速度低下も著しいようです。 私が利用開始してから半年程は比較的快適に利用できたのですが、ここのところの利用者数の増大でバックボーンを含めたスピードネットのネットワークが飽和状態にあるようです。
最近ではスピードネット内部ネットワークの大規模な障害も相次ぎ発生していました。 抜本的な対策が求められています。
スピードネットのサービスは、利用の公平性を保つ為という理由で月間のデータ転送量制限があります。
このデータ転送量は上り・下りを合計した総量です。
この制限を越えるとスループットが 60kbps に制限されます。 かなり厳しいペナルティです。
- プラン1・・・月間転送量 5GBytesまで 2480円/月
- プラン2・・・月間転送量 10GBytesまで 3480円/月
- プラン3・・・月間転送量 無制限 5480円/月
自分が利用した転送量は SpeedNet の会員専用ページで確認できるので、最初は 5GBytes の契約にしておいて、利用状況に応じて切り替えていくとよいでしょう。
2002/08/20訂正
スピードネットのユーザーサポートセンターの電話は通話料有料の通常の電話番号のみです。 なるべく手短に会員ID、氏名、電話番号を伝え、直ぐに掛けなおしてもらった方が良いでしょう。 障害状況の説明などは意外と時間が掛かるものです。 ただでさえ障害発生でイライラしているのに電話料金まで取られては・・・
現在、スピードネットのカスタマーセンターはパンク状態です。 メールをしても返信を貰えるのは数日後になる事でしょう。 トラブル・問い合わせは電話で行うべきです。
電話口で対応してくれる人によっては誠意の感じられない対応をされて障害発生時には逆に怒りを増幅される気分でした。 顧客満足度−∞・・(--;
接続に利用する無線機のファームウェアに不具合が発生し急に接続ができなくなった時の対応も、メールしても半日返信はなく読んでくれさえもしなかったようでまるで反応なし。 我慢が限界に達したところで電話して技術担当の方に電話口に出てもらい早急に無線機の交換をお願いしたところ最短で翌日にならないと対応できないとの事。 責任分界点は無線機まではスピードネット側にあり、合算で24時間以上不通となり約款によるところの利用料の保証対象となる事や仕事で使っている旨など切実に訴えましたが「もしもの場合の為の一般アナログ(非ADSL)56kモデム接続があります」と言い訳するばかり。 既にモデムカード等を廃棄していた私は「それは不可能だし、もしできたとして接続中の電話料金を一方的に負担するのはおかしい」とヒートアップ(汗 何回目だか分からない「少々お待ちください」の後、「本日発送しますが到着は明日です」との返答。 も・・もういいです・・・。 顧客満足度マイナス宇宙の果て単位。
・グローバルIPを割り当ててくれる
自宅サーバ公開を簡単にする条件、グローバルIP付与はとても有り難いです。 ここで固定IPをサービスしてしまうと、商用サーバで帯域が埋まってしまいそうですが、そこは動的に変わるIPによってセーフ(笑
・サーバ設置許可?・ルータ使用許可(但し保証はなし)
特定のポートをフィルタする事もなく、サーバの設置も許可(但し自己責任において)してくれます。 オンラインゲーム等でも不便に感じる事がありません。
これまたいつの間にか、FAQを見るとサーバーを立てる事ができないと書いてあります。 約款にはその規定は無いので許可なのでしょうか?それとも??
・無線という仕組み自体が面白い
趣味でネットワークを楽しみたい人間にとって、目新しい技術をその手で利用できるという事自体が喜びにもなります。
・
プロバイダ側の都合でしょっちゅう切断されるような事がないここのところ大規模な接続障害が多発しています。 早急な対策が求められています。
・
トラブル時、正直なのがいい会員用ページにある障害報告も直前の障害報告もすぐに削除されてしまい、毎回の障害原因の報告が非常に曖昧です。
・最低利用期間設定がある(!!注意!!)
利用開始から1年未満の解約では残月数×2000円の違約金の支払いを求められます。 残月数が多いとその支払額も多額になります。 注意が必要です。
・月間転送量制限がある
無制限コースは料金も高く、価格破壊の進むADSLには遠く及ばない料金設定です。
・スピードネット会員に割り当てられるメールアドレスの変更等の対応が遅い
自宅サーバ置くと使わないのでそれほど不便ではないのですがね。
・無線機の技術的詳細が隠蔽されている(snmpとか)
これは私に限った我侭か。 レンタルで私のモノじゃないですしね・・(ごめんなさい フツーに買うと高いらしいです。
・今やブロードバンドと呼べるのか1.5Mbps
埼玉・東京地域ではまず1.5Mbpsなんて通信速度は出ません。 最低通信速度が1Mbpsからブロードバンドと表現するように標準化して欲しいです。
2002/04/14追記
現在、技術的な問題点にぶち当たっています。 『常時接続』『高速』『快適』を求めている方には、残念ながらお勧めできない状況です。
2002/04/14追記
座布団1枚取り上げます。 現場の悲鳴にも重い腰をあげる事なく、もしくは、上げる事ができず、対応が後手後手に回っています。 この危機を乗り越えさえできれば、もう一回り大きなプロバイダとなれるかも知れないのですが・・・。
2002/08/20追記
2002/06某日、解約しました。 私と同じストレスを感じて欲しくないので導入を検討中で他のインターネット接続に選択肢がある方にはお勧めできません。